夏風邪って普通の風邪と何が違うの?管理栄養士が体験から学んだ症状・予防・回復ごはん

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「のどが痛い……」

最初にそう言い出したのは、子どもでした。6月に入って暖かい日が続いていたのに、まさか風邪?と思っていたら、徐々に症状が出てきて。

実はその少し前、隣のクラスで体調不良の欠席者が多く、2日間の学級閉鎖になったと聞いていたんです。

「ああ、どこかでもらってきたな」——そう思って、早めに小児科を受診しました。そして、それから数日後。今度は私自身ののどに、違和感が出てきたんです。

これが、昨年の秋以来、今年初めての風邪。しかも夏のはじまりに。今日は、管理栄養士でもある私が、自分の夏風邪の体験を通して感じた「普通の風邪との違い」「ひかないための予防」、そして「ひいてしまったときの食事」について、まとめてみたいと思います。


夏風邪って、普通の風邪と何が違うの?

「風邪は冬にひくもの」というイメージがありませんか?私もどこかでそう思っていました。でも、夏にひく風邪——いわゆる夏風邪には、冬の風邪とは少し違う特徴があるといわれています。

原因となるウイルスが違う

一般的に、冬の風邪は乾燥や低温を好むウイルスが流行しやすいのに対し、夏風邪は高温多湿の環境を好むタイプのウイルスが関係していることが多いといわれています。つまり、季節によって「流行りやすいウイルスの顔ぶれ」が違う、というイメージです。

症状の出方が違うことがある

夏風邪は、のどの痛みが出やすかったり、人によってはお腹の症状をともなったりすることがあるといわれます。私の場合も、まさにのどの違和感から始まり、その後だるさ、鼻水、少しの咳……と、じわじわ進んでいきました。

長引きやすい・こじれやすい

そして夏ならではなのが、「なんとなく長引く」こと。夏は冷房や冷たいもので体が冷えたり、暑さによる夏バテで体力が落ちたりと、体が回復に専念しづらい環境にあります。私も微熱が3日以上続いて、これがなかなかしんどかったです。

※ここでお伝えしているのは一般的な情報です。症状が重いときや長引くとき、判断に迷うときは、自己判断せず医療機関を受診してくださいね。


私が夏風邪をひいてからの6日間|症状の経過と気づき

ここからは、私の正直な体験談です。

症状が出始めた私は、「早めに治したい」と、仕事帰りに葛根湯を買いました。いわゆる”よく効くやつ”といわれる、満量タイプのもの。風邪のひきはじめといえばこれ、という感覚で手に取りました。

それでも症状は少しずつ進んで、のどの痛み・だるさ・鼻水・軽い咳へ。朝起きると、舌が真っ白になっている日もありました(普段から舌のことは気にしているので、余計に「あ、弱ってるな」と分かりました)。

つらかったのは、高い熱が出るわけではないこと。いっそ高熱が出てくれたら「思い切って休もう!」と腹をくくれるのに、微熱がだらだら2〜3日続くと、「だるい」「元気が出ない」という状態のまま、なんとなく動いてしまう。これが夏風邪の地味にしんどいところだなと感じました。

そして、もうひとつ反省したのが——私にはかかりつけ医がいないということ。子どもには小児科があるけれど、自分は「風邪をひいたらとりあえず葛根湯」で済ませてしまっていたんです。海外には“総合診療”といって、なんでもまず相談できるお医者さんがいる仕組みがあると聞きます。私も、いざというときに頼れるかかりつけ医を見つけておきたいな、と今回つくづく思いました。


どうしてひいたんだろう? 振り返ってみた

せっかくなので、「なんでひいちゃったんだろう」と自分なりに振り返ってみました。

  • マスクを外していた:最近、肌トラブルと暑さもあって、マスクを外して過ごすことが増えていました
  • 服装の調整がうまくいっていなかった:どうせ動いているうちに汗をかいてしまうからと、薄着で過ごしていた
  • 季節の変わり目で疲れていた:気温の変化に体がついていけず、知らないうちに疲れがたまっていたのかも

どれも「ちょっとしたこと」なのですが、こういう小さな積み重ねが、体の隙になってしまうのかもしれません。


夏風邪をひかないための予防

体験を踏まえて、これから私が気をつけたいと思っている予防のポイントです。

体を冷やしすぎない

冷房のきいた部屋、冷たい飲み物やアイス……夏はどうしても体を冷やしがちです。上着を1枚持ち歩くだけでも、冷房対策になります。私も「いつもカーディガンを携帯する」を今年のルールにしようと思っています。

しっかり食べて、しっかり休む

夏バテで食が細くなったり、寝苦しくて睡眠が浅くなったりすると、体力が落ちて風邪をもらいやすくなります。栄養と睡眠は、いちばん基本的で大切な土台です。

マスク・手洗いの基本に立ち返る

今回マスクを外していた時期に風邪をひいたこともあり、人混みや体調不良者が身近にいるときは、改めてマスクと手洗いを意識したいと感じました。

かかりつけ医を見つけておく

これは予防というより「備え」ですが、いざというときに相談できるお医者さんがいる安心感は大きいもの。私自身の今年の宿題です。


ひいてしまったときの「回復ごはん」

最後に、管理栄養士として——というより、今まさに風邪の最中にいる一人として、食事のことを少し。

正直なところ、薬を飲んでいるせいか、今回は普段より食欲が落ちました。そんなときは「無理に食べる」より、「食べやすいもの・水分」を優先するのがいいと思います。

  • のどごしのよいもの:おかゆ、スープ、うどんなど、消化にやさしく食べやすいもの
  • 水分・電解質:汗もかくので、こまめな水分補給を。経口補水液なども便利です
  • 温かいもので体をいたわる:冷たいものばかりにならないように

ちなみに私は、以前作った自家製しそジュースに、レモンの搾り汁と生姜のすりおろしを加えて、お湯で割って飲みました。のどにも体にもいい気がして、ほっとひと息つけました(あくまで私の”気がする”レベルの話ですが、こういう「自分をいたわる一杯」があると、気持ちが少し上向きます)。

※食事はあくまで体調を支えるサポートです。「これを食べれば治る」というものではありません。つらいときは栄養より休養を優先して、しっかり体を休めてくださいね。


まとめ:夏風邪は「違いを知って、防ぐ」がいちばん

今回の体験をまとめると、こうなります。

  • 夏風邪は冬の風邪と流行るウイルスや症状の傾向が違うといわれ、長引きやすい
  • 高熱が出ないぶん、だらだら続くしんどさがある
  • 私がひいた原因は、マスクを外していた・服装の冷え・季節の変わり目の疲れかも
  • 予防は、冷やさない・食べて休む・マスクと手洗い・かかりつけ医を持つ
  • ひいたら食べやすいもの+水分を優先し、無理せず休む

そして、いちばん感じたこと。風邪をひいて、久しぶりに自分のことを労わる時間が持てました。「いつも頑張ってるな、お疲れさま」って、自分に言ってあげられた。健康のありがたみを、あらためて実感しました。

これからの夏本番に向けて、無理せず、体を冷やさず、元気に過ごしていきたいですね。みなさんも、どうか体調に気をつけてお過ごしください。


記事内の情報は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療を目的としたものではありません。症状が重い場合や長引く場合、判断に迷う場合は、医療機関を受診してください。市販薬の使用は用法・用量を守り、不安があれば薬剤師や医師にご相談ください。

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