
暑くなってから、顔まわりがなんか荒れてる…
日差しがきつくなってきましたね。
汗をかきながら外を歩いていると、顔まわりがヒリヒリ、ザラザラ…。なんか最近肌の調子が悪いな、と感じている方、いませんか?
わたしもそのひとり。これまで外出時に普通に使っていたバフ(ネックゲイター)やマスク。ずっとなんともなかったのに、汗をかくようになった最近になって急にあごや頬のラインがじんわり赤くなってしまったんです。「汗をかくようになってから荒れはじめた…ということは、これって摩擦のせいだ…」とピンときました。
マスクもバフも、熱くなった夏の顔まわりには思った以上に負担をかけています。
今日はその原因から、ケア・食事・アイテム選びまで、管理栄養士の視点も交えながらたっぷり深掘りしていきますよ。
マスク・バフで肌が荒れるしくみ
そもそも、なぜ摩擦で肌が荒れるのでしょうか。
肌の表面には「角層(かくそう)」という、いわばバリアの層があります。外からの刺激や雑菌をブロックし、うるおいを逃がさない、肌のいちばん外側の守り手です。
この角層は、摩擦によってじわじわと削られていきます。マスクやバフが顔に当たる・ずれる・こすれる、そのたびに少しずつダメージが積み重なるイメージです。
さらに夏は、汗という大きな落とし穴があります。
汗で肌が濡れた状態では、摩擦係数が上がって乾燥時より肌へのダメージが増えることがわかっています。マスクの内側がじっとり湿っている状態でちょっとずれるだけで、乾いているときより大きなダメージになっているんです。
加えて紫外線による酸化ダメージが重なると、バリア機能の回復がさらに追いつかなくなります。
摩擦・汗・紫外線の三重苦——これが夏の肌荒れの正体です。

荒れてしまったらまずこれ
すでに荒れてしまっているとき、やってしまいがちなNG行動があります。
❌ やってはいけないこと
- タオルや手でゴシゴシこする
- ファンデーションやコンシーラーで患部を厚塗り
- 「角質が溜まってるかも」とピーリングやスクラブをする
- 「早く治したい」とあれこれ重ねづけ
炎症を起こしている肌は、とにかく刺激を減らすことが最優先。いつもより手数を減らすくらいでちょうどいいです。
✅ 応急ケアの手順
- ぬるめのお湯でやさしく洗顔(ゴシゴシNG、泡でなでる程度)
- 化粧水でうるおいをやさしく補給(刺激を減らすため、コットンより手のひらがおすすめ)
- バリア系の保湿剤でふたをする(ワセリン、セラミド配合のクリームなど)
これだけでOKです。ステップを増やしたくなる気持ちをぐっとこらえて。
炎症が強い・かゆみが止まらない・水ぶくれができているようなときは、迷わず皮膚科へ。
※この手順は日本皮膚科学会および日本接触皮膚学会のガイドラインにもとづくスキンケアの考え方を参考にしています。

食事でインナーケア——管理栄養士的おすすめの食べ方
外からのケアと同じくらい大切なのが、食事からのアプローチ。
肌は、食べたものでできています。荒れた肌を修復・再生するためには、必要な栄養素がきちんと届いていることが重要です。
肌荒れのときに意識したい栄養素
🟡 ビタミンB2——皮膚と粘膜の再生を助ける
皮膚や粘膜の健康維持に欠かせないビタミン。不足すると口内炎や肌荒れが起きやすくなると言われています。 → 納豆、卵、ほうれん草、アーモンド
🟠 ビタミンB6——たんぱく質の代謝を助ける
たんぱく質を肌の材料として使えるよう変換するサポーター的存在。皮膚炎との関連も研究されている栄養素です。 → まぐろ、鶏むね肉、バナナ、さつまいも
🔵 亜鉛——細胞の修復と炎症を抑える
細胞分裂に関わり、傷ついた組織の修復を助けます。不足すると肌の再生が遅れることも。 → 牡蠣、豚レバー、大豆製品、ごま
🟢 ビタミンC——コラーゲン生成と抗酸化
コラーゲンの合成に必要で、紫外線ダメージで発生した活性酸素を除去する働きも。熱に弱いので生や短時間調理で摂るのがおすすめ。 → パプリカ、キウイ、ブロッコリー、いちご
⚪ たんぱく質——肌の材料そのもの
肌を構成するコラーゲンやケラチンはたんぱく質。肌荒れ中は特に意識して毎食摂りたい栄養素です。 → 魚、肉、卵、豆腐、納豆
荒れているときは控えたいもの
- 辛いもの・刺激物……体の炎症反応を高めることがあります
- アルコール……ビタミンB群・亜鉛の消費を増やし、肌の修復を妨げます
- 糖質の摂りすぎ……AGE(糖化)が肌のコラーゲンを劣化させます
今日の一食イメージ
鮭の塩焼き+納豆+ほうれん草のおひたし+みそ汁+キウイ
ビタミンB2・B6・C・たんぱく質・亜鉛がバランスよく摂れる、シンプルな和定食です。特別なものは何もなし。いつもの食事を少し意識するだけで十分です。

肌に優しいバフ・マスクの選び方
荒れてしまう前の予防として、アイテム選びを見直すのも大切です。
素材で選ぶ
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| ポリエステル100% | 速乾性は高いが、肌への摩擦が強め |
| シルク・シルク混 | 摩擦が少なく肌に優しい。汗で濡れてもダメージが出にくい |
| コットン・天然素材 | 肌当たりが柔らかいが、乾きにくい |
| UVカット加工あり | 紫外線カットも同時にできて一石二鳥 |
敏感肌や荒れ気味のときは、シルク混や縫い目なし(シームレス)タイプを選ぶのがおすすめです。
使い方で気をつけること
- 汗で濡れたら、なるべく早く外す・乾いたものと取り替える
- ずれたときにぐいっと引っ張らず、位置を直すときもやさしく

清潔を保つ毎日の小さな習慣
バフ・マスクの洗い替え
- バフ・マスクは汗をかいたり汚れたら、こまめに清潔なものへ取り替えましょう
パフ・スポンジの管理
- ファンデーションのパフは使い捨てタイプが衛生的でおすすめ
- 繰り返し使うタイプは中性洗剤を使って週1回以上洗いましょう。
汗ふきシートの使い方
- シートはやさしく押さえるようにあてるだけでOK
- 荒れ気味のときはアルコールなしの低刺激タイプを選んで
まとめ——ケア・食事・アイテムで夏を乗り切ろう
今日のポイントをおさらいします。
- 原因は摩擦+汗+紫外線のトリプルパンチ
- 荒れたらまず刺激を減らす。洗顔→保湿のシンプルケアで。
- 食事ではビタミンB群・C・亜鉛・たんぱく質を意識して。
- アイテムはシームレス・シルク混など肌に優しい素材を選んで。
- 習慣は、洗い替え・使い捨て・押さえふきの3つを意識するだけ。
全部いっぺんにやろうとしなくていいです。まず一つ、気になったことから試してみてください。
暑い夏も、肌もごきげん☺️に乗り切っていきましょう!


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