「お料理、習いたいな」
ふとそう思って探してみたら、天ぷらの単発レッスンを見つけました。すぐに申し込みました。
正直に言うと、私、天ぷらがうまく作れたことがないんです。たまにしか作らないせいもあるのですが、いつも「なんかベチャッとするな」「お店みたいにサクサクにならないな」と、ちょっとしたコンプレックスがありました。「今度こそ、上手に作れるようになりたい」——それが参加した理由です。
今日は、実際に単発レッスンに行ってみて感じたこと、そして肝心の天ぷらの仕上がりまで、正直にレポートします。

想像していた”お料理教室”と、ちょっと違った
会場に着いて、まず「あれ?」と思いました。
私がイメージしていたお料理教室は、こんな感じでした。先生がいて、生徒がいて、まず先生がデモンストレーションをして見せてくれて、そのあと生徒がそれぞれのテーブルで作る——なんとなく、そんな光景を思い浮かべていたんです。
ところが、実際は違いました。
- まず、プリントが渡される(ここまでは想像通り)
- テーブルの上にはタブレットが置いてある(ん❓)
- 切り方などは、タブレットの動画を見ながら進める(え、、、こんななの❓)
- お手伝いの方が会場を回って、アドバイスや指示をくれる(・・・)
- あとは各自で作る
先生がデモンストレーションをしてくれる、という場面はありませんでした。想像していたスタイルとは、まるで違ったんです。
私がこのスタイルを想像していたのには理由があります。栄養士の学校時代の調理実習も、以前通っていたパン教室も、そして別の会員制のお料理教室でも、先生がまず実演して見せてくれてから、生徒が作るというスタイルが当たり前だったからです。だからこそ、今回の「タブレット動画+プリント」というスタイルは、余計に新鮮で、驚きが大きかったんですよね。

単発レッスンの、良いところ
驚きはしたものの、単発レッスンという仕組み自体には、良さもちゃんと感じました。
- 会員にならなくていい(月謝や継続の縛りがない)
- 本当に興味のあるものだけを選んで参加できる
「天ぷらだけ習いたい」「今回だけ試してみたい」という私のようなニーズには、ぴったりの仕組みです。この気軽さは、単発レッスンならではの魅力だと思います。
正直に思ったこと
ここからは、私の率直な感想です。
タブレットとプリントでのレッスンは、きっと多くの参加者を効率よく回すための仕組みなんだろうな、というのは理解できます。採算を考えれば、先生ひとりが手取り足取り教えるスタイルより、こちらのほうが現実的なのでしょう。
それは分かるのですが……正直、ちょっと感動が薄かったんです。「先生に直接、習いたかったな」という気持ちが、最後まで残りました。目の前で誰かが実演してくれて、その場で「そうそう、そうやるんですよ」と声をかけてもらう——そんな体験を期待していたぶん、少し物足りなさを感じました。
それでも、行ってよかったこと
とはいえ、参加して後悔はしていません。
まず、単純に刺激や気分転換になりました。いつもと違う場所で、いつもと違う作業をする時間は、それだけで楽しいものです。
そして何より——家に帰って作った天ぷらを、家族が喜んでくれたこと。これが、いちばんの収穫だったかもしれません。習ったことをすぐ実践して、誰かに喜んでもらえる。これこそ、お料理を習う醍醐味だなと感じました。
肝心の天ぷらは……?(正直レポ)
さて、いちばん気になるところですよね。
結果から言うと——教室でも、家でも、サクサクにはなりませんでした(笑)。正直、ちょっと悔しいです。
でも、これはこれで学びになりました。管理栄養士として、なぜ天ぷらがサクサクにならないのか、あらためて調べてみたんです。
サクサクにならない正体は「グルテン」

天ぷらがベチャッとしてしまう主な原因は、小麦粉に含まれるたんぱく質からできる「グルテン」の粘り気なのだそうです。粉と水を混ぜるほどグルテンができて、衣が重たくなってしまう。
サクサクに仕上げるコツとしては、こんなことが言われています。
- 冷たい水を使う(グルテンは低温だとできにくい)
- 混ぜすぎない(粉のダマが少し残るくらいでOK)
- 薄力粉を使う(グルテンが少ない粉)
- 衣は揚げる直前に作る(時間が経つとグルテンが進む)
実は、教室でも「冷やす工夫」はきちんと教わっていました。ボウルを二重にして、外側のボウルには氷水を入れる。使う薄力粉も、あらかじめ冷蔵庫で冷やしたものを使用する。温度対策は、ちゃんとやっていたんです。
それでもベチャッとしてしまったので、思い当たるのは「混ぜすぎ」のほう。おそらく私は、しっかり混ぜすぎていたんだと思います。冷やす工夫だけでなく、混ぜ方にももっと気をつける必要がありそうです。
次は「天ぷら粉」を使ってみようと思う
今回、自分で薄力粉から衣を作って、なかなかうまくいかなかったので——次は、天ぷら粉を使ってみようと思っています。
市販の天ぷら粉は、あらかじめグルテンが出にくいように配合が調整されているものが多いのだそうです。初心者がいきなり薄力粉から挑むより、まずは天ぷら粉で「サクサクの成功体験」を積んでから、こだわっていくのもいいかもしれません。
まとめ:想像とは違ったけど、一歩踏み出してよかった
今回の体験をまとめます。
- 単発の天ぷらレッスンに参加。想像していた「先生のデモンストレーション」ではなく、タブレット動画+プリント+お手伝いの方のアドバイスというスタイルだった
- 単発レッスンは会員不要・興味のあるものだけ選べるのが魅力
- 正直、感動は薄めだった。「先生に直接習いたかった」という気持ちも残った
- それでも刺激になり、家族にも喜んでもらえた
- 天ぷらはサクサクにならなかったけれど、原因(グルテン)が分かり、次は天ぷら粉に挑戦しようと思えた
想像していたのとは違う体験でしたが、それも含めて、行ってみないと分からないことでした。次に何かのレッスンに参加するときは、事前にどんなスタイルなのか少し調べてから申し込もうと思います。
そして、次の天ぷらリベンジも、またこのブログで報告できたらいいなと思っています。

出典・参考
- 天ぷらの衣とグルテンについて:料理科学系の各種情報
記事内の情報は個人の体験と、一般的な調理に関する情報をもとにしたものです。
執筆者:pon
管理栄養士。医療機関での勤務経験を活かし、減塩・食品表示など「体にやさしい食」をテーマに発信しています。ヨガ講師資格(RYT200)も持ち、食と心身のケアの両面から情報をお届けします。

コメント