
先日、初めて個人経営の眉サロンに行ってきました。
はじめてのお店に入るときって、ちょっと緊張しますよね。でも、お店の方が終始丁寧に接してくださって、安心してお任せできました。
眉の位置を決めるときに、顔の形や顔のパーツの位置をじっくり見てくださるのですが、そこで思いがけない指摘を受けたんです。
「左右の頬のライン、少し違いますね。左はスッキリしているんですけど、右は少しぼんやりしたラインです。もしかして、左でよく噛む癖、ついていませんか?」
——え、そうなんですか? 初めて気づきました。
言われてみれば、心当たりがないわけではない。今日は、この体験をきっかけに、「片噛み(かたがみ)」について、管理栄養士の視点も交えながら深掘りしてみます。
「片噛み」って何?なぜ顔に出るの?
片噛みとは、その名のとおり、左右どちらか一方の歯ばかりで噛む癖のこと。
食事のたびに片側ばかりを使っていると、よく使う側の咬筋(こうきん)・側頭筋といった噛むための筋肉が発達し、逆にあまり使わない側の筋肉は衰えていきます。
この筋肉の発達の差が、頬の張り方の違い、つまり「ラインのスッキリ・ぼんやり」として、外見にあらわれてくるんです。まさに、私が眉サロンで指摘されたことそのものでした。

セルフチェックの方法
片噛みは、自分ではなかなか気づきにくいものです。私自身、指摘されるまで気づきませんでした。
セルフチェックの方法としては、こんなものがあります。
- 鏡で左右の口角の高さを見比べる
- 頬の筋肉の張り方・ラインの違いを触って確認する
とはいえ、正直なところ、こうしたチェックは自分よりも、他人に見てもらったほうが気づきやすいものかもしれません。美容室やサロンなど、顔をじっくり見てもらう機会があれば、聞いてみるのもいいかもしれませんね。
片噛みが引き起こすこと
片噛みは、見た目のバランスだけでなく、体にもいくつか影響があるといわれています。
- 顎関節症:顎の筋肉に負担がかかり、顎が痛む・口を動かすとカクカク鳴る・口が開けづらいなどの症状につながることがある
- 肩こり・頭痛:噛み合わせのバランスが崩れることで血流が滞り、肩こりや頭痛の原因になることもある
「たかが噛み癖」と思っていましたが、調べてみると、体全体につながっている話なんだなと感じました。
私の場合:直そうとしてわかったこと
指摘を受けてから、私も「右でも噛もう」と意識するようになりました。でも、これがなかなか一筋縄ではいかないんです。
左で噛むと、なんだかおいしく感じる。でも右で噛むと、あまりおいしく感じない。 気づけば、また左で噛んでいる自分がいて、「あ、しまった」と右に意識を戻す——その繰り返しです。
これ、よくよく考えると、味そのものが変わっているわけではなく、単純に「慣れている側で噛むほうが楽だから、そう感じているだけ」なのかもしれません。長年の癖で、左のほうが噛みやすく、ストレスなく食べられる。それを「おいしい」と錯覚しているだけなのかも、と自己分析しています。
そういえば、思い当たることがひとつありました。右側の歯に、冷たいものが少ししみる感じがあったんです。もしかしたら、その違和感を無意識に避けて、痛みの少ない左側ばかりで噛むようになっていたのかもしれません。片噛みの原因として虫歯などの「痛み」がよく挙げられますが、まさにその通りだったのかも、と今になって思います。

改善のためにできること
片噛みの対策記事をいろいろ読んでいると、「両方で噛むことも、結局は”慣れ”の問題」だと書かれていて、なるほどと思いました。だとしたら、まずは意識して両方で噛むことを続けていくのが、いちばんの近道なのかもしれません。
① 食事のときに、意識して両側で噛む
いちばん基本的で、いちばん大切な方法です。地道ですが、これがすべての土台になります。
② ガムトレーニング
片噛みしている側に1粒、反対側に2粒のガムを入れて、10分ほど鼻呼吸をしながら噛む、という方法もあるそうです。
なぜこれが効果的なのか、私なりに考えてみました。おそらく、苦手な側にあえて多めのガムを入れることで、「これを噛み切らなければ」という物理的な必要性が生まれるからではないでしょうか。量が多いぶん、意識的に、しっかり力を入れて噛む必要がある。それを繰り返すことで、使ってこなかった側の筋肉に負荷がかかり、少しずつ鍛えられていく——そんな理屈なのだと思います。
③ 咬筋のマッサージ
顔の筋肉がこわばっている場合は、咬筋をやさしくマッサージするのも有効だといわれています。
④ 気になる場合は歯科へ相談を
もし虫歯や噛み合わせなど、思い当たる原因がある場合は、まず歯科医院で相談するのが近道です。顎関節に違和感がある方は、無理にトレーニングを続けず、専門家に相談してくださいね。

まとめ:気づいていないだけかもしれません
今日のお話をまとめます。
- 片噛みは、片側ばかりで噛む癖のこと。使う側の筋肉が発達し、頬のラインの左右差として表れることがある
- 自分では気づきにくく、人に指摘されて初めて分かることも多い
- 放っておくと、顎関節症・肩こり・頭痛につながることもある
- 改善は、意識して両側で噛むことが基本。ガムトレーニングや咬筋マッサージも有効
- 「おいしく感じる」のは、単に噛み慣れているだけかもしれない
私自身、指摘されるまでまったく気づいていませんでした。もしかしたら、読んでくださっているあなたも、同じように気づいていないだけかもしれません。今度お食事をするとき、少しだけ、左右どちらで噛んでいるか意識してみてくださいね。
小さな気づきが、体を整える最初の一歩になるはずです。

出典・参考
- 片噛みの原因・影響・改善方法について:各歯科医院・矯正歯科クリニックの解説情報
記事内の情報は一般的な情報提供を目的としたものです。顎の痛みや違和感など、気になる症状がある場合は、歯科医院にご相談ください。
【この記事を書いた人】
pon|管理栄養士・RYT200保有。医療施設の現場で15年以上の経験を持つ40代主婦。
実体験をもとに、無理なく続けられる食と暮らしのヒントを発信しています。



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