畑で育てた赤しそで、夏の手仕事しそジュース|管理栄養士が感じた効果と作り方

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私にとって畑は、自分の好きなように遊べる場所です。

借りている小さな畑で、毎年「今年は何をしてみようかな?」と考える時間が、私はとても好きなんです。そんなふうにあれこれ思いめぐらせて、今年挑戦してみたのが赤しそでした。しかも、種から育ててみることにしたんです。

なぜ赤しそだったかというと——どうしても自分でしそジュースを作ってみたかったから。

実は、これにはちょっとした思い出があります。昔、栄養士として働いていたころのこと。厨房で一緒に働いていた調理師さんが、「うちのばーちゃんが作ったしそジュース、たくさんあるから持ってきたよ。よかったら飲んで」と、コップに注いで分けてくれたことがあったんです。あのときの鮮やかな赤色と、さわやかな味わい。ふとその記憶がよみがえって、「自分でも作ってみたいな」と思ったんです。

今年、その思いをようやく形にできました。今日は、種から育てた赤しそで作ったしそジュースのこと、そして管理栄養士の視点から見た「夏に飲みたい理由」まで、まとめてご紹介します。


赤しそ、種から育ててみたら意外と簡単でした

冒頭でお伝えしたとおり、赤しそを育てたのは今年が初めて。正直、うまくいくか少し不安もありました。でも、結論から言うと——思っていたよりずっと簡単だったんです。

育ててみて感じた、赤しそのいいところはこんな点でした。

  • 支柱がいらない:トマトやきゅうりのように支えを立てる必要がなく、手間が少ない
  • 間引きは必要:込み合ってきたら間引いてあげる、これは大事なお世話のひとつ
  • スクスク育つ:そのあとはぐんぐん成長して、収穫まで順調そのもの

家庭菜園や貸農園で「何か育ててみたいけれど、難しそう…」と感じている方にこそ、赤しそはおすすめです。私の体感では、難易度は低め。初めての挑戦でもちゃんと収穫までたどり着けました。

※私の畑のことは、こちらの記事でもご紹介しています(https://shokusuma.com/wp-admin/post.php?post=32&action=edit:貸農園3年目の記事)。

そうして無事に収穫できた赤しそで、いよいよ念願のしそジュース作りです。🌿


そもそも赤しそって、どんな効果があるの?

作り方の前に、管理栄養士として少しだけ「赤しその栄養」について整理させてください。ただ美味しいだけじゃない、夏にうれしいポイントがあるんです。

ポリフェノール(ロズマリン酸など)

赤しそには、ロズマリン酸をはじめとしたポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは植物が持つ色素や苦み・渋みの成分で、体のサビつき(酸化)に関わる部分でケアが期待される、注目の成分です。

赤い色のもと・アントシアニン

しそジュースのあの鮮やかな赤色。あれは赤しそに含まれるアントシアニンという色素によるものです。レモンの酸に反応してぱっと発色する瞬間は、作っていていちばん楽しいところでもあります。

さわやかな酸味で、夏の一杯に

赤しそそのものの香りには、気分をすっきりさせてくれるような清涼感があります。そこにレモンのクエン酸が加わることで、暑い季節にごくごく飲みたくなる、さっぱりとした味わいに仕上がります。食欲が落ちがちな夏に、ふっと一息つける一杯です。

※ここでお伝えしているのは一般的な栄養の情報です。「飲めば必ず○○に効く」というものではなく、毎日の食生活全体のバランスの中で楽しんでいただくのがおすすめです。


我が家の赤しそジュースの作り方

それでは、今回作ったレシピをご紹介します。

材料(作りやすい分量)

  • 赤しそ(葉)……約100g
  • 水……600g(600cc)
  • 砂糖……250g
  • レモン……1/2個分

作り方

  1. 赤しその葉をよく洗う。 畑から採ってきたものは特に、土やほこりが残らないよう、流水で丁寧に洗います。
  2. 鍋に水600ccを沸かし、洗ったしそを入れる。 沸騰したお湯に、洗った赤しその葉を入れます。
  3. 中火で15分くらい煮る。 じっくり煮出して、赤しその色と風味を引き出します。
  4. 火を止めて、粗熱を冷ます。 あわてず、自然に冷めるのを待ちます。
  5. ザルでこす。 葉を取り除いて、きれいな煮汁だけにします。
  6. その液に砂糖とレモン汁を加える。 レモンを入れると煮汁がぱっと鮮やかな赤色に変化します。この発色の瞬間が、なんとも気持ちいいんです。
  7. 出来上がり。 私は、空いている瓶を煮沸消毒してから入れました。

保存について

私が参考にしたレシピには「半年は持つ」と書いてありました。とはいえ、手作りのものなので、私は早めに消費しようと思っています。煮沸消毒した清潔な瓶に入れて、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

甘さについて、正直な話

ひとつ正直にお伝えすると——砂糖の量は、量っていて恐ろしくなるほどの量でした(笑)。今回は水600gに対して砂糖250g。しそジュースは市販品も手作りも、思っている以上に砂糖を使うんです。

甘さやカロリーが気になる方は、パルスイートのような低カロリーの甘味料を使ってみるのもひとつの手だと思います。原液を炭酸や水でしっかり割って飲めば、それでも十分おいしく楽しめますよ。


こした赤しその葉で、もう一品「自家製赤じそふりかけ」

ジュースをこしたあとの赤しその葉、実はここで終わりではありません。私はこの葉を使って、自家製の赤じそふりかけを作りました。1回の手仕事でジュースとふりかけ、2つできてしまうなんて、なんだか得した気分です。

ちなみに、市販の「ゆかり®」は三島食品さんの商品名(登録商標)。自分で作るときは「赤しそふりかけ」と呼ぶのがしっくりきますね。

作り方

  1. ゆがいた赤しその葉の水気を、よく絞る。 これでもかというくらい、しっかり絞るのがポイントです。
  2. 耐熱容器に広げて、レンジで加熱する。 様子を見ながら、カリカリになるまで加熱します。私はトータルで15分ほど加熱しました。
  3. よくほぐして広げるのがコツ。 葉が団子のようにかたまっている部分があると、そこだけ乾きにくくなります。ほぐして平らに広げておくと、ムラなくカリカリに仕上がります。
  4. お好みの塩を加えたら完成! 味塩でもよし、こだわりのお塩でもよし。塩を加えるアレンジで、自分好みの味を楽しめます。

煮出したあとの葉まで使い切れると、食材を無駄にしない満足感もひとしお。あたたかいごはんにかけて、ぜひ味わってみてください。


私のおすすめの飲み方・楽しみ方

できあがったしそジュースは原液なので、割って飲みます。我が家のおすすめはこんな感じです。

  • 炭酸割り:いちばん人気。暑い日にシュワっとさわやかで、ごくごく飲めます。
  • 水割り・白湯割り:胃にやさしく、ほっと一息つきたいときに。(白湯のことはこちらの記事でも書いています:内部リンク)
  • かき氷シロップに:夏のおやつにぴったり。子どもにも喜ばれます。
  • ゼリーに:ゼラチンや寒天で固めれば、見た目も涼やかなデザートに。

その日の気分で割り方を変えられるのも、手作りならではの楽しみです。

下記の写真はゼリーにしたものです。


まとめ:夏の手仕事は、暮らしを少し豊かにしてくれる

種から育てた赤しそで作る、初めてのしそジュース。やってみてよかったな、というのが正直な気持ちです。

  • 赤しそは種からでも育てやすく、支柱もいらず、初心者にもおすすめ
  • 赤しそにはポリフェノールやアントシアニンなど、夏にうれしい成分が
  • 作り方はシンプル。レモンを加えた瞬間の発色が楽しい
  • こした葉は赤しそふりかけに。1回の手仕事で2つできて無駄なし
  • 炭酸割り・かき氷・ゼリーなど、楽しみ方もいろいろ

畑は、私にとって自由に遊べる場所。「今年は何をしてみよう?」とわくわくしながら選んだ赤しそが、こうして昔の思い出ともつながる一杯になりました。

そして改めて思うのは、畑って、楽しいよということ。好きなものを、実験みたいに育てられる。「次はこうしてみようよ」って、好きなことを自由にできる場所なんです。夏の日差しはなかなか大変だけれど、それでも自分の手で育てて、収穫する——その時間が私はやっぱり好きです。

特別な道具も難しい技術もいりません。もし畑や家庭菜園をされている方がいたら、来年はぜひ赤しそを育てて、夏の手仕事を楽しんでみませんか?


記事内の栄養情報は一般的な情報提供を目的としており、個人の体質や健康状態によって効果には差があります。特定の疾患がある方や服薬中の方は、かかりつけの医師や管理栄養士にご相談ください。

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