以前、単発の天ぷらレッスンに参加したものの、教室でも家でもサクサクにならなかったという話を書きました。あのとき、私はこう宣言していました。「次は天ぷら粉を使ってみようと思う」と。
今日は、そのリベンジの結果報告です。「今回こそは!」というワクワクした気持ちで、キッチンに立ちました。

結果は……「まあまあサクサク」!
まずは、できあがった天ぷら丼をご覧ください。

エビ、なす、まいたけ、オクラ。彩りよく揚がって、我ながらいい仕上がりになりました。清汁を添えて、リベンジ天ぷら丼の完成です。
肝心の食感は——まあまあサクサクになりました! 家族からも「ん〜、サクサクしてるなあ」というコメントをもらえて、素直に嬉しかったです。
実は、氷水の準備はしませんでした
前回の記事では、教室で教わった「ボウルを二重にして、外側に氷水を入れる」という冷やす工夫をご紹介しました。でも今回、私はこの氷水の準備をあえてしませんでした。
理由はシンプルで、「天ぷら粉を使うなら、そこまで冷やさなくてもいいんじゃないかな」と思ったから。結果、氷水なしでも、まあまあサクサクに仕上がったので、この仮説は当たっていたのかもしれません。
なぜ天ぷら粉は、サクサクしやすいの?
さて、ここで気になったことがありました。使った天ぷら粉のパッケージを見てみると、「炭酸なんとか」という成分が配合されていたんです。「もしかして、普通に作るときもベーキングパウダーを混ぜたら、同じような効果になるのかな?」と思い、調べてみました。

天ぷら粉に入っているのは「重曹」の仲間
天ぷら粉に配合されているのは、重曹(炭酸水素ナトリウム)や、それに類する膨張剤です。これは、お菓子作りでおなじみのベーキングパウダーと同じ働きをする成分です。
サクサクになる仕組み
重曹やベーキングパウダーは、加熱されると炭酸ガス(CO2)の小さな泡を発生させます。この泡が衣の中にできることで——
- 衣の中に細かい気泡ができる
- そこから水分が蒸発しやすくなる
- 蒸発した隙間に油が入り込む
- 結果として、軽くてサクサクした食感に仕上がる
「揚げるときに炭酸水を使うとサクサクになる」という裏ワザ、聞いたことがある方も多いと思いますが、あれもまったく同じ原理なんですね。

なるほど、そういうことだったのか
調べてみて、「普通に薄力粉で作るときも、ベーキングパウダーを混ぜれば同じような効果が得られる」ということが分かり、ちょっとした発見でした。何気なく浮かんだ疑問が、こうしてつながると嬉しいですね。
自分で作る場合の目安は、薄力粉100gに対して、ベーキングパウダー小さじ1/2程度とされています。
つまり天ぷら粉は、「薄力粉+グルテンを抑える工夫+ベーキングパウダーでサクサクにする工夫」が、あらかじめセットになった、便利な粉だったんですね。
前回とのつながり:グルテンとベーキングパウダー、両方の力
前回の記事で調べた「サクサクにならない原因はグルテン」という話と、今回の「ベーキングパウダーが気泡を作ってサクサクにする」という話。この2つが組み合わさって、天ぷら粉は初心者でも失敗しにくいように作られているのだと、あらためて実感しました。
- グルテン対策:薄力粉ベースで、粘りが出にくい配合
- サクサク対策:重曹やベーキングパウダーで気泡を作り、水分の蒸発を促す
科学的な理由がわかると、料理がもっと面白くなりますね。

まとめ:リベンジ、まずまず成功
今日のお話をまとめます。
- 天ぷら粉を使って、リベンジに挑戦。結果はまあまあサクサク、家族にも好評でした
- 氷水は使わなかったものの、天ぷら粉のおかげか問題なし
- 天ぷら粉がサクサクになる理由は、配合されている重曹・ベーキングパウダーが炭酸ガスの泡を作り、水分の蒸発を促すから
- 家庭で薄力粉から作るときも、薄力粉100gにベーキングパウダー小さじ1/2程度を混ぜれば、同じような効果が期待できる
前回の「サクサクにならない…」という悔しさから、今回は「ん〜、サクサクしてるなあ」の一言まで、たどり着けました。次はいよいよ、薄力粉+ベーキングパウダーで、天ぷら粉に頼らない完全リベンジに挑戦してみたいと思います。

出典・参考
- 天ぷら粉の配合・重曹のはたらきについて:料理科学系の各種情報
記事内の情報は個人の体験と、一般的な調理科学の情報をもとにしたものです。

【この記事を書いた人】
pon|管理栄養士・RYT200保有。医療施設での勤務経験を持つ40代主婦。
実体験をもとに、無理なく続けられる食と暮らしのヒントを発信しています。


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